カナダGPはBARにとっては非常に残念な結果になりましたね。
琢磨はギアボックスのトラブル(ITVではオイル漏れと言ってました)で序盤にリタイア。
と思ったらアメリカGPでの予選出走順を遅くするために、その後ギアボックスを交換して残り24ラップ時に再度コースイン。
しかし、残り5周で今度はブレーキトラブルでスモークを上げてコース脇にストップ。
ライブタイミングのコメントには「1つのレースで2回リタイアした最初のドライバーとして記憶されるだろう」
(Sato's smouldering car is lifted clear from the track - that makes him the first driver we can remember to retire from the same race twice...)
と出てました。
レース後のドライバーのコメントを読むとスタート時にビルヌーブが琢磨に追突したようです。
それでビルヌーブはフロントウィング交換のためにピットインし、琢磨はコース上に留まったもののディフューザーとリアウィングの一部のパーツを失い、その後のドライビングに支障が出たとコメントしています。
琢磨がコースに戻った直後、バトンはミハエルとの3位争い中に最終シケインで縁石に乗り、バランスを崩しそのままウォールにヒットしリタイア。
バトンにしては非常に珍しいミス。
この瞬間BARの初ポイントは消えてしまいました(号泣)。
ルノーはフィジケラがトラブルでリタイア。
フィジケラばかりまたトラブル!と思ったら、アロンソもミスでウォールにヒットし、リアサスペンションを壊してリタイア。
ルノーの2台がリタイアしたことで今後のチャンピオンシップ争いは少し面白くなりました。
バトン・クラッシュによるセーフティカーが入る直前は
モントーヤがトップ、ライコネンが2位でしたが、
マクラーレンはライコネンを先にピットインさせました。
モントーヤはそのままコースに留まり、その後ピットイン。
モントーヤがピットアウトするとき、ちょうどセーフティカーが通りがかりましたが、モントーヤはコースインし、周回遅れのクルサードをオーバーテイク。
F1にはピット出口に信号はないの?と思いましたが、モントーヤは赤信号を無視してコースインした模様。
これによりモントーヤは失格。
最初のピットインのときもモントーヤはコースインするときにコースオフして、アロンソの前に出られるはずだったのに先に行かれてました。
怪我をして出られなかったり、ライコネンに比べてポイントで大きく差をつけられたりで焦ってるのかなぁ。
追記: ITVのハイライトで放送されたモントーヤの信号無視の写真。
ロン・デニスは "He rejoined the race under what he believes could even have been a blue and red light." (モントーヤは青と赤信号でさえあったかもしれないと信じていた中でレースに戻った)とコメントしていますが、本当に赤と青両方ついてたみたいですね。この場合は赤優先になるのかな?
この2チームは最初のピットインのタイミングも同じでした。
特にマクラーレンは序盤バトンに抑えられてルノーから離されていたのに、バトンがピットインして前が開いた後、Fastest Lap連発してルノーに追いつきましたからね。
今回をきっかけにBAR浮上と思っていただけに非常に残念です。
BARの初優勝はもう少しかかりそうです。
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