BARホンダについて
最近のBARホンダとそのドライバーについて感じたことです。
まずBARホンダというチームについて。
イタリアGPでの給油ミスなどチームの戦略・運営は改善すべきところはありますが、チームとしては成長していると思っています。
特に今シーズンの前半は信頼性が不十分だったり、出場停止などもあって最悪の状態でしたが、後半はマクラーレンやルノーにはかなわないものの、それに次ぐ位置をほぼキープしています。
前半好調だったトヨタが後半戦いまいち不調だったり、去年の覇者フェラーリが低迷していることを考えれば、チームの開発力は十分にあると思います。
なお、ニック・フライ(個人的にはこの人はあまり好きではないですが)はベルギーGPの琢磨とミハエルの件について琢磨を擁護する発言をしています
(Fry Defends Sato over Schumacher Crash)
ドライバーのバトンは成長しているというか、ドライビング・スタイルが変わってきたような気がします。
去年は
- 琢磨 ... アグレッシブ、果敢にオーバーテイク
- バトン ... スムーズ、オーバーテイクはほとんどしない
というイメージでしたが、
バトンはベルギーではバリチェロを、トルコではフェラーリ、レッドブル、アロンソを、
ドイツではミハエルをきれいにオーバテイクしました。
今年の失格になったサンマリノでは、終盤2位を走行していたバトンは、 3位のミハエルに簡単にオーバーテイクされました。
その後、初ポイントが重要なので無理に争うことはしなかったとコメントしていたと思います。
それが、カナダGPで同様の状況になったとき、ミハエルをブロックしてコースオフ、クラッシュしています。
その後のコメントではミハエルを抑えたかったとコメントしていたと思います。
サンマリノのドライビングが消極的と批判されて考え直したのか、
出場停止中にレースでの勝利を渇望するようになったのか。
いずれにしろ、このころから以前よりもアグレッシッブになった気がします。
昨シーズン、こういう気持ちで望んでたら何勝かしていたかもしれません。
一方の琢磨は去年とあまり変わっていない感じです。
去年、アグレッシブで評価されたせいか、「いつも攻めなければならない」という強迫観念に襲われているような気さえします。
ファンの人も含めて、この意識を変えないと成長は望めないのかも。
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